内容説明
原子力発電に賛成であれ、反対であれ、すでに「電気のごみ」(高レベル放射性廃棄物)は発生している。日本と同じこの課題にひと足先に道すじをつけ、処分地を決定したスウェーデンとフランスの最新事情を、環境分野で活躍する4人が、市民目線で視察したレポート。
目次
たびのはじめに 電気のごみ―私たちは傍観者でいいのでしょうか(暮らしのごみに、大きな課題が残っている;「電気のごみ」に生活者としての責任をもつ ほか)
第1章 スウェーデン編(環境モデル都市ハンマビー・ショースタッド;スウェーデン核燃料・廃棄物管理会社(SKB)とエスポ岩盤研究所 ほか)
第2章 フランス編(地域情報フォローアップ委員会(CLIS)
放射性廃棄物管理機構(ANDRA)/ビュール地下研究所)
第3章 視察を終えて(NGOとして役割に自信を持てたたび;地域の活力に出会って ほか)
解説 スウェーデン・フランス・日本の地層処分(スウェーデン;フランス ほか)
著者等紹介
崎田裕子[サキタユウコ]
「市民が創る環境のまち元気大賞」、環境ビジネスコンテスト「eco japan cup」運営に携わる。ジャーナリスト・環境カウンセラー。持続可能な社会をつくる元気ネット理事長、環境ビジネスウィメン代表、新宿環境活動ネット代表理事。「総合資源エネルギー調査会」「中央環境審議会」委員など
鬼沢良子[キザワリョウコ]
食、水、みどり、ごみなど生活の視点で活動が始まり30年。持続可能な社会をつくる元気ネット事務局長・環境カウンセラー
中岡悦子[ナカオカエツコ]
1993年に環境・廃棄物コンサルタント会社に勤めはじめる。1996年に元気なごみ仲間の会(後の「元気ネット」)に入会・活動し、市民目線の廃棄物の3Rを学ぶ。環境カウンセラー、ISO14001環境審査員補
植木恭子[ウエキキョウコ]
「柏のおさいふ事情」を2010年2月、柏市の財政を考える会7名で自費出版。十坪ジムトレーナー。元気ネット電気のごみワークショップスタッフ
松田美夜子[マツダミヤコ]
富士常葉大学環境防災学部教授を経て、2007年より原子力委員を3年間務める。生活環境評論家。専門は廃棄物政策と市民参加。ドイツ、フランス、スウェーデンの廃棄物政策を20年にわたり定点観測をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nakazy