内容説明
百塔の街プラハ、落葉の街ベルリン、夜警番の街コペンハーゲン。混沌とした時代思潮とその中に生きる自己の内面の「不安」に対する一縷の救いを求めて旅立ったように、詩人リルケの足跡および詩とその風土を訪ねて巡る、豊かな感性溢れる“欧州鉄道の旅紀行”。
目次
第1章 百塔の街プラハ(プラハ到着;リルケ探訪;歴史のひだ;リルケ初期詩篇;プラハの春―自由と戦車;ベルリンへ)
第2章 落葉の街ベルリン(ベルリン到着;アレキサンダー広場;リルケ探訪―名作「秋」の舞台は?;詩篇「秋」;ベルリン歴史散策;現代ドイツ事情あれこれ―移民社会;ハンブルグへ)
第3章 夜警番の街コペンハーゲン(渡り鳥ライン(Vogelflugline)
コペンハーゲン到着
市立博物館(Kobenhavns Bymuseum)
名物に旨いものあり
地上の楽園)
著者等紹介
矢ヶ部薪太郎[ヤカベシンタロウ]
1946年福岡県生まれ。九州大学卒業。会社勤めの後、2003年第2の“カモメ人生”へと踏み出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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