内容説明
明治・大正・昭和期を中心に、埼玉にゆかりの深い文学者(小説家、詩人、歌人、俳人)28名を取り上げて論じた書。作品の舞台になっている地も具体的に紹介、文学散歩の手引きとしても役立つ一冊である。
目次
太田玉茗―最後の新体詩
田山花袋(一)―平野に埋もれた明治の青春
田山花袋(二)―新しい紀行文
前田夕暮―奥秩父の原生林に憧れて
若山牧水―源流への想い
武者小路実篤―この道よりほかに
三ヶ島葭子―命を削る歌
長谷川かな女―近代女流俳句の先駆け
北川千代―たたかいとしての少女小説
蔵原伸二郎―飯能の清流に息づく詩人〔ほか〕