内容説明
有史以前から構造線という地質学的実体に沿って拓かれた小道は、やがて物資や文化流通の大動脈となり、各地の文化形成に寄与した。その軌跡を顧みながら構造線沿いの道を辿る地理・歴史紀行である。
目次
序章 二大構造線と文化の流通
第1章 フォッサマグナ西縁を南下
第2章 中部地方の中央構造線に沿って
第3章 紀伊半島の中央構造線を辿る
第4章 四国北縁の中央構造線を行く
第5章 九州横断の二大構造線を巡る
著者等紹介
棚瀬久雄[タナセヒサオ]
昭和17年(1942)年に岐阜市で生まれ、同36年(1961)年に名古屋大学入学。同40年(1965)に名古屋大学農学部を卒業し、三共株式会社(現第一三共)に入社。同研究所において疾患モデル動物の遺伝・育種学および実験奇形学の研究に従事し、昭和53年(1978)に名古屋大学において農学博士号を取得。平成9年(1997)に三共を退社。この間、昭和40年に名古屋大学医学部環境医学研究所委託研究員。昭和54年(1979)から同56年まで米国NIH(National Institutes of Health)客員研究員として在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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