内容説明
19世紀初頭、シーボルトは日本中から多くの標本を持ち帰った。それらは植物、動物、生活、鉱物と多岐にわたり、当時の日本を生き生きと甦らせる。オランダから帰って来た東大の植物標本、200年ぶりに初めて明らかにされる鉱物標本。この本はシーボルトの標本の魅力を極めた一冊である。
目次
シーボルトの石物語(シーボルトとの関わり―なぜシーボルトの石物語なのか;オランダと日本―四〇〇年にわたる交流;シーボルトの野望;シーボルト・ビュルガー・標本;ビュルガーの鉱物分類;シーボルトの石物語)
シーボルトの鉱物図鑑―日本鉱物誌への第一歩(元素鉱物;硫化物鉱物;酸化物鉱物;炭酸塩・硫酸塩鉱物;珪酸塩鉱物;その他;岩石)
著者等紹介
大場秀章[オオバヒデアキ]
1943年東京生れ。東京大学名誉教授、同総合研究博物館特招研究員。植物分類学、植物文化史
田賀井篤平[タガイトクヘイ]
1943年東京生れ。東京大学名誉教授、同総合研究博物館特招研究員。鉱物学、結晶学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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