内容説明
古川柳を知れば江戸の心が見えてくる。鬼を詠んだ293句を収録。極めつけ古川柳の謎解き本。日本の色や形、四季のうつろい、見立てやしつらえ、日本音階、着物や履物、躾や伝承、頭の先から足の先まで、開国と敗戦で放棄した文化遺産を拾い集め次世代に伝えることが、占領下で西洋文化一辺倒の教育を受けた私の重要な使命である。
目次
足柄の嫗山姥と金太郎を詠む
源頼光のことを詠む
山入りの様子を詠む
偽山伏の笈とその中身を詠む
洗濯する姫君と遭遇するを詠む
大江山・鬼ヶ城の様子を詠む
神変鬼毒酒の効能を詠む
もてなし料理のアレコレを詠む
酒呑の首を刎ねるを詠む
事件現場を後にするを詠む
凱旋パレードを冷ややかに詠む
その後の大江山の様子を詠む
羅生門・茨木と綱の攻防を詠む
綱屋敷・腕奪回の顛末を詠む
江戸っ子に人気の綱を詠む
主役茨木童子のことを詠む
著者等紹介
佐藤秀治[サトウヒデハル]
1947年新潟県長岡市生まれ。1987年『最後の舞踏』でデビュー。2005年『鬼の系譜』第四回新潟出版文化賞・優秀賞を受賞。美術家、長岡ペンクラブ同人、一枚文学の会同人、新潟県長岡市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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