内容説明
王維、李白との交遊、楊貴妃との宿縁…望郷の歌人・阿倍仲麻呂の全貌!平城京遷都を思春期に迎え、唐朝三代の高官となった阿倍仲麻呂の生涯とは?日本、中国、ベトナムに跨る事績を、現代まで1300年に亘り追った初の力作。
目次
第1部 和歌「天の原ふりさけ見れば」―千三百年の波紋(『万葉集』―和歌「天の原~」の母胎;『古今和歌集』―注目される「羇旅の歌」(旅の歌) ほか)
第2部 日本朝廷(皇室)と阿倍仲麻呂(阿倍仲麻呂の系譜と略歴;遣唐使の歴史、航路、その無事を祈った歌 ほか)
第3部 唐朝廷と阿倍仲麻呂(唐の世界史的評価;仲麻呂入唐前の唐の政治状況 ほか)
第4部 盛唐期の詩人と阿倍仲麻呂(儲光義の贈詩;趙曄の贈詩 ほか)
第5部 阿倍仲麻呂が関わった著名人たち(楊貴妃―現代に続く因縁;吉備真備―日中友好の同志 ほか)
著者等紹介
高木勲[タカギイサオ]
香川県丸亀市出身。昭和31年、東京大学経済学部卒。八幡製鉄(現・新日鉄)入社、同社および関連会社を経て裁判所調停委員、司法委員を務める。現在、日本ホリスティック医学協会・生活習慣病予防士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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