内容説明
本書はモンスーンアジアの地下水について考察。持続的で、必要な政策シナリオを提言。
目次
緒言
過去の研究のレビュー
日本の地下水利用と地下水障害
日本の地下水法制と地下水管理
地下水盆の管理と保全―熊本地域の地下水保全施策
乾季と雨季の水資源を配分し、高度な地下水保全政策を展開する平野‐タイ・チャオプラヤ平野
地下水に対する依存度が高く地下水汚染が発生した沖積平野―ベトナムのバックボ(紅河)平野
低平なデルタに人口が集中し、産業経済が発展するナムボ平野―メコンデルタとホーチミン平野
ヒ素汚染による深刻な地下水の安全保障問題と国境をまたいだ帯水層に苦悩するガンジス平野
第四紀最新期の海水準変動と気候変動―水理地質や気候の情報は政策に活用されたか
持続的な地下水利用に向けた政策シナリオ
環境政策からみたモンスーンアジアの大都市圏における地下水保全政策―結論にかえて
著者等紹介
辻和毅[ツジカズキ]
1943年福岡県生まれ。1967(昭和42)年3月九州大学理学部地質学科卒業。1969(昭和44)年3月同大学院理学研究科修士課程修了。学術博士。技術士(総合技術監理部門、応用理学部門)。水理地質と土木地質の仕事に携わる。日本工営(株)を2003年9月定年退職。現在福岡の(株)技術開発コンサルタントに勤務。日本応用地質学会、四万十・流域圏学会、不知火海・球磨川流域圏学会、日本山岳会等の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。