内容説明
私たちの人生を導いている不可思議な力は何だろうか?何が私たちをある日はある方向へ、そして次の日は別の方向へと動かしているのだろうか?それは偶然だろうか?それは心理学、物理学、それともシャーマニズムだろうか?それは遺伝、夢、人間世界の外的な出来事、あるいは宇宙の秩序だろうか?この問いに答えるため、著者は物理学、心理学、そして大地に根差した先住民の世界観やシャーマニズムに関する個人的体験からさまざまな考え方を自由に取り入れて、「道の自覚(パス・アウェアネス)」というまったく新しい重要な概念を定義、探求、適用していく。
目次
第1部 心理学、タオイズム、物理学における「道の自覚」(老子、ファインマン、ドン・ファン;第一原理:自覚は非局在的である;道の自覚;並行世界;大きな自己、感覚、方向性;なぜ夢は現実になるのか;クォンタム・コンパス;神話的な道;時間?シャーマンの選択;ジグザグ歩きとプロセスの智恵;物理学と合気道の最小作用;旅の原理)
第2部 身体症状に対する宇宙の視点(身体症状のエッセンス;医療における並行世界;ストレスの場、数学、神話;めまい状態における第二の訓練)
第3部 関係性の起源(愛の幾何学;愛の実践としての慈悲;関係性のダンス)
第4部 エルダーシップと世界の道(グループの知恵;ブラック・エルクの道;結び:宇宙の母)
著者等紹介
ミンデル,アーノルド[ミンデル,アーノルド][Mindell,Arnold]
1940年生まれ。ユニオン大学院Ph.D.(臨床心理学)。プロセスワークの創始者。ユング派分析家
青木聡[アオキアキラ]
上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程満期退学。現在、大正大学人間学部臨床心理学科准教授。臨床心理士。山王教育研究所スタッフ。東京都豊島区南池袋で「あずま通り心理臨床オフィス」を開業
富士見幸雄[フジミユキオ]
ニューヨーク州立大学卒(人類学)。米国トランスパーソナル心理学研究所修士(心理学)。認定プロセスワーカー、トランスパーソナル心理療法家、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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