内容説明
一刀斎が開いた一刀流は、徳川家康が秀忠のため剣の指南を頼んだ剣の道である。やがて一刀斎は、生み出した剣の極意を弟子たちに教え始めるが、人を斬る道具として剣を使うような男ばかりだった。剣は本来、人を斬る道具ではなく、その力で世を制御するものである。しかし、思うように人は育たない。日本剣史における最強の剣豪―その謎に満ちた人生を描く。’04年度碧天歴史小説大賞・エンターテインメント賞受賞。
著者等紹介
柴田定[シバタサダム]
1940年唐津市に生まれる。住み込みで働きながら名古屋市立中央高等学校(夜間部)に学ぶ。1964年愛知大学卒業。名古屋市職員上級職行政2(経済)任用試験で採用となるが、辞退してシーケーディ(株)に入社。企画室に勤務し、生産管理の基本となる部品展開システムを開発導入した。1995年選択定年で退社。小説を書き始める。2004年『夢想剣』が碧天歴史小説エンターテインメント賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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