内容説明
根っからの都市生活者が、那須高原の美しい自然に魅せられ、思わず始めてしまった田舎暮らし。蛾、蛙、蛇たち先住民と格闘し、地元の人たちの溢れるほどの善意に戸惑いながらも、山野草を愛で、星辰に心を揺さぶられる生活。便利さもなく、苦労は都会の何倍もあるけれど、驚きやよろこびはその何倍。つつみこまれる自然の心地よさはその何十倍。だから田舎暮らしはやめられない。
目次
きのこは採らない、食べない、近寄らない
裏の小川に白鳥がきた
那須山麓で見川鯛山先生と出会う
ノラ猫と仲良しになる
イヌザンショウに騙された
トンボも蛙も先住民だから
凍てつく深夜、しし座流星群を見た
ヤマユリが咲いた
脅威のススキを活ける
蟻の領分を荒らしたバツ〔ほか〕
著者等紹介
西寺桂子[ニシデラケイコ]
医療コラムニスト。立教大学文学部英米文学科卒。製薬会社で宣伝広報部長、SCOPE編集長を経て、医療コラムニストとして独立。医師と患者のコミュニケーション、病院のハードとソフト、男社会の中の女性管理職などをテーマにコラムを執筆。日本医学ジャーナリスト協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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