内容説明
なんのために若者たちは死ななくてはならなかったのか。ヨーロッパ大戦の戦跡を歩き、旅のなかで考える。
目次
それは一兵士の声明から始まった
第1部 彼方からの伝言―イギリス、イタリア、スペイン(辱められた夜にぼくは立ち会っている;黄金の枝を求めて―フレイザー、ターナー、カロッサ;ピレネーの尾根を越えて―ヘミングウェイ、プレスバーガー、ピカソ)
第2部 眠れぬ魂との対話―ベルギー、フランス、スイス(フランドルのもがり笛;罌粟の花を探して―マンスフィールド、マクレー、サスーン;烏のいる風景―リルケ、オーウェン、ベイトソン)
第3部 未来に生きる者への委託―イタリア、ベルギー、フランス(残された者の追憶のなかに;真夜中の兵士たち―キプリング、オーウェン、ロングスタッフ;森のなかの墓地へ―マンスフィールド、リルケ、カロッサ)
黄金の谷間にて
著者等紹介
立野正裕[タテノマサヒロ]
1947年、福岡県生まれ。明治大学文学部教授。専攻は近現代英米文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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