内容説明
強そうで臆病、望みは高いが平凡、気位が高いくせに嫉妬深い…というのが、これまでのヘッダについての解釈である。そういうふうにヘッダは、これまで貶められてきたのだ。それに対して、こういうふうに言いたい。ヘッダは天然なのだ。ライオンのように強く、気位が高く、臆病で、嫉妬深いのだと。ヘッダはビュティー・モンスターである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
保山ひャン
1
ヘッダは、わがままで人の心をもてあそび、人を破滅させるどころか、自分まで簡単に破滅させてしまう。とことん自己中心的で、退屈している女性。ここまで悪い女になると、むしろ爽快で、陰湿ないやがらせをしたり、妬んだりする人物よりも、好ましく思えてくる。人間関係が厄介だと嘆くより、厄介な人間と関係を持ちたいと思ってしまう、この心はどこからくるんだろう。2014/09/09
たっつぁん
0
多分もう何回か読み込まないと完全に理解出来ないかも。でも主人公の魅力は存分に伝わった。そしてラストも比較的納得。ていうか何回かまた読んで感想変わるかも。2011/08/19
-
- 洋書
- Bonne Route