なぜ人を殺してはいけないのか―新しい経済学からの考察

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  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784434127663
  • NDC分類 331
  • Cコード C0036

内容説明

あるテレビ番組の討論会で「なぜ人を殺してはいけないのか、分からない」との発言があった。その発言は、哲学・心理学をはじめ多くの分野に、いまも波紋を投げ続けている。そしていま、経済という切り口からの考察が、あらたな波紋をここに投げる。

目次

第1部 「なぜ人を殺してはいけないのか、分からない」の波紋(「なぜ人を殺してはいけないのか?」;「望む人生を追求する願い」をめぐる自分と他者との関係)
第2部 経済行動についての新たな捉え方からの再考:捉え方の提示(効用主義経済学に対する疑問;「人生に対する辞書式的評価に基づく経済行動」;「人生に対する辞書式的評価に基づく経済行動」から導かれること)
第3部 経済行動についての新たな捉え方からの再考:生産力の発達と社会規範(人間社会の対立:生存競争と不平等社会;平等な社会から国家形成後の身分制社会へ;生産力の発達、中間層拡大と人権意識の高まり;経済発展により実現される民主化とその限界)

著者等紹介

森山明人[モリヤマアキヒト]
1983年、京都大学経済学部卒業。銀行、シンクタンクで、海外経済動向や為替相場動向の調査、研究を担当。シンクタンク在職中の1992年から2年間、米国ジョンズ・ホプキンス大学経済学大学院に留学し、修士号取得。1996年に退職後、執筆活動に入り、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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koarai

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殆ど読んでいないが、要旨の中心として「誰もが各自思い描く望む人生があり、殺すとそれを打ち砕いてしまう」つまり「殺されたくないという本人の意志に反することだから、許されない」が挙げられる。また「生物としての生」さらに「人間としての良質な生」を尊重。「なぜ」よりも「殺人の無い社会が実現してるか」を中心に論じたかったそうな。感想→殺人是非が、大量消費を前提にした経済的視点から論じられることが虚しく感じられた2011/08/21

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