柏艪舎文芸シリーズ<br> メモリーブック―病室探偵クーパーマンの受難

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柏艪舎文芸シリーズ
メモリーブック―病室探偵クーパーマンの受難

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434127342
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

私立探偵ベニー・クーパーマンが眼を覚ましたのは、ある病院の一室だった。看護士の説明から、自分が何者かに頭部を殴られて倒れていたこと、そして、怪我の後遺症により、「失書症をともなわない失読症」(文字を書くことはできるのに、その文字を読み認識する事ができない)にかかっていることを知る。自分がある人物の捜索を依頼され、その調査中に襲われたことを思い出したクーパーマンは、再び事件の解明に乗り出すものの、まだ入院中の身では思うように調査もできない。かつての恋人アンナの力を借り、一歩一歩真相に近づいていくのだが…。失読症を自ら体験した著者が描く、前代未聞の探偵小説。

著者等紹介

エンゲル,ハワード[エンゲル,ハワード][Engel,Howard]
1931年トロント生まれ。ジャーナリストとしてロンドンやパリなど、世界各地を転々としていたが、その後カナダに戻り、CBCのラジオプロデューサーとなる。デビュー作となったのは80年に発表した『自殺の街』(ハヤカワ・ミステリ文庫)で、以後、同書に登場する私立探偵ベニー・クーパーマンのシリーズを書き続けている

寺坂由美子[テラサカユミコ]
上智大学大学院文学研究英米文学専攻博士前期課程修了。「第13回DHC翻訳新人賞」最優秀賞受賞。「2007年度アルク翻訳大賞出版翻訳英和部門」翻訳大賞受賞。「インターカレッジ札幌第4回翻訳コンクール」最優秀者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

9
病室で目を覚ますと、数カ月が経っていた!自分は私立探偵で、何者かに頭を殴られ、脳の高次機能障害を起こしているらしい…。事件に関する記憶はもちろん、短期記憶の能力も失い、更に失読症で自分の書いたメモも読めない。それでも真実を求め、動けないなりに行動を起こす。『書けるが読めない』作者の実体験をもとに、リアルな病室探偵、ここに誕生!2018/03/18

ハルト

3
事件に巻き込まれたために負った怪我のせいで、文字が読めなくなる失読症とあやふやな記憶力というハンデを持つことになった病室探偵という、その発想が新鮮。ミステリとしてもおもしろく読めたが、なにより、著者自身が主人公と同じ症状を持ちながら書かれた作品だということが興味深かった。2010/09/12

EnJoeToh

2
凄まじい。2011/12/23

るか

2
頭を殴られて失読症になってしまった探偵の物語。興味深いのは、朝起きたらとつぜん失読症になっていたという作者自身の体験が活かされていること。飄々とした探偵と軽快なストーリー展開。テーマは重いはずだが、楽んで読めた。それほど古い設定ではないはずだが、クリスティのような上質な味わいがある。2010/08/13

ときのき

1
冒頭の、探偵の混乱と違和感が印象的だった。いっそP・オースター的な探偵小説仕立ての前衛小説にでもしてしまった方がその辺を無理に整理せずに済んだのではとすら思ってしまう。しかし、読みどころのひとつは、失読症のエンゲルがあくまで整合性のある探偵小説を描こうとした、その苦闘の記録でもあるという点に求められるのかもしれないけれど。2012/02/22

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