内容説明
赤ちゃんにとって、“ヨーガに生まれる”とは、誕生と再生の宇宙的戯れを完全に理解する一人の女性の子宮の中の世界に出現すること、つまり、愛情、忘我、他への開放に浸潤した母親の体より生まれ出ることである。母親にとっては、“ヨーガに生まれる”とは、内なるものに心身を開き、意識に目覚め、自由を獲得することを意味する。処世術、文化、哲学、科学と技術として一度にあるインドの伝統に基づく具体例と多数の写真に裏打ちされた正確で詳細な科学的技術。分娩教育、“陳痛”時のヨーガと呼吸、授乳、マッサージ、若い母親の為のヨーガ。助産師、医者と教育者に向けた手引き書であると同様、特に妊婦のための参考書として価値のあるこの本により、シュリ・マエシュとエリザベット・ラウルが読者に捧げるものである。
目次
第1章 サムスカーラの理論
第2章 ヨーガ、産前教育(ヨーガ、自律の科学;ヨーガと母性)
第3章 ヨーガによる分娩教育(全ての妊婦が知らなくてはならないこと。;分娩教育に於けるヨーガの技術 ほか)
第4章 分娩(分娩の展開)
第5章 出産後(出産後、エネルギーを再創造すること;授乳 ほか)
著者等紹介
マエシュ,シュリ[マエシュ,シュリ][Mahesh,Shri]
フランス・インド文化関連センター所長。南インドに生まれ、ヒンドゥーの正統的伝統の精神に於ける教育を幼少時より受ける。西洋文明にヨーガの教えを素晴らしく適用することに顕著であった。故人
ラウル,エリザベット[ラウル,エリザベット][Raoul,´Elisabeth]
母親であり助産師。ディジョン大学医学部助産師学校卒業。パリ、ノートルダム・ド・ボン・スクール病院産婦人科にて、長年、妊婦とその伴侶にソフロロジーを教授して来た。伝統的ハタ・ヨーガの国際学校で、故シュリ・マエシュに1976年以来、ヨーガの指導を受け、将来の母親と助産師に生命とヨーガの秘密を伝える
松永昭[マツナガアキラ]
日本ソフロロジー法研究会名誉会長。日本警察医会評議員。(株)ソフロメディカルサービス代表取締役。1927年1月6日福岡県生まれ。1951年熊本医科大学(現=熊本大学医学部)卒業。1956年熊本大学医学部博士号取得。1957年熊本大学助教授(医学部法医学講座)。1966年松永産婦人科医院(熊本市)開業。2006年9月松永産婦人科医院閉業
松永史子[マツナガテルコ]
1957年3月27日生まれ。1979年東京女子大学文理学部史学科卒業。1983年パリ第4大学ソルボンヌ美術史修士号取得。1986年熊本県総務部国際交流室嘱託。2008年3月SFEN(フランス原子力エネルギー研究会)新会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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