内容説明
山頭火は自分の句の解説はしない。日記の全てが句の前書であると言っている。昭和5年9月から同15年10月までを21冊の日記に書き残している。およそ1,450通の書簡もある。出家僧として、大正15年以来行乞放浪に明け暮れた。はじめ九州・中国・四国地をさまよい、後は関西以東を巡り、昭和15年10月、松山の一草庵でコロリ往生を遂げた。山頭火の旅を追体験する場合を考えて、日記の地名は、今どこの市町村かを明示した。俳友や用語なども解説を加えた。
目次
第1章 木村緑平(山頭火の心友;緑平の略歴;層雲との出会い;田川時代;真岡ボタ山句会;各地の句会;柳川時代)
第2章 種田山頭火(山頭火の横顔)
第3章 山頭火放浪の旅(第一回放浪の旅―大正十五年~昭和四年;第二回放浪の旅―昭和四年;第三回放浪の旅―昭和五年~昭和六年;第四回放浪の旅―昭和六年~昭和七年)
付録 種田山頭火年表
著者等紹介
仲江健治[ナカエケンジ]
糸田町教育委員会に勤務。1999年(平成11年)退職。平成10年10月に「山頭火と心友木村緑平」を発行。現在も山頭火の文献発掘や旅跡を現地調査するなど研究に励む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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