内容説明
8年間の引きこもりの末、統合失調症を発病した風間光司。症状に苦しみながらも闘い、人々の信頼を徐々に勝ち得てゆく。その闘病の最中の女優への恋。その行方は?著者が統合失調症患者の、統合失調症患者が主人公の物語。
著者等紹介
三上善博[ミカミヨシヒロ]
1954年兵庫県尼崎市生まれ。最終学歴・兵庫県立尼崎高校卒業。1987年統合失調症発病。現在、北海道北広島市、地域活動支援センター「MHC北ひろしま」に通所中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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RedQuesterz
1
帯にも書いてありますが、この作品は統失の人が統失について書いたもので、そこにこの本の価値は集約されてると思います。少なくとも娯楽で読む本じゃありません。どちらかというと統失を患った人が他人に「統失ってこういうものだよ」と説明するためのものかな。ただ、統失とひと言でいってもその症状には個人差があります。私も精神科に通院してる身ですが、この主人公の症状とはまったく違うものでした。それを踏まえて読んで欲しいかな。この一冊だけで統失を知ったつもりにはならないで欲しいですね。2020/01/05
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