内容説明
20世紀前半のパリのカフェそこには世界中の逸脱者たちの避難場所。アポリネール、ピカソ、エコール・ド・パリの画家達、シュルレアリスト達、ヘミングウェイやサルトル、ボーヴォワールら実存主義の知識人達。何故彼らはカフェという場に集い、数々の思想や運動がカフェから生まれていったのか?社会を変えうる力を持ったカフェという場の魅力に迫る。
目次
第1章 カフェと「天才」たちとの不思議な関係
第2章 カフェに通った「天才」たち
第3章 カフェに出会う以前の「天才」予備軍の共通点
第4章 カフェという避難所
第5章 商売人としての工夫
第6章 カフェと人との相互作用
著者等紹介
飯田美樹[イイダミキ]
カフェ文化研究家。1980年神奈川県生まれ。高校時代から環境問題にめざめ、青年環境NGO「エコ・リーグ」を中心とする様々な環境活動に関わる。それらの活動を通じて、社会を変えうる活動を生み出す「場」に強い興味を持つようになる。早稲田大学時代にフランスのパリ政治学院に留学し、カフェに通い始めたことがカフェ研究のきっかけとなる。早稲田大学商学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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