内容説明
人によってその時期と訪れ方はさまざまだが、一般に「中年危機」と呼ばれる人生の転換機が必ずやってくる。思うにまかせぬまま、人は空虚さ、混乱、倦怠、惨めさ、抑うつ等に悩まされる。しかしそこには、実り豊かで創造的な後半生と、自己の全体性を実現するための、深いこころの知恵が秘められている。欧米でロングセラーを続ける、アメリカ心理学会重鎮の快著。
目次
第1章 かりそめのパーソナリティ
第2章 ミドル・パッセージの到来
第3章 内面への方向転換
第4章 文学に見られる事例
第5章 個性化:神話としてのユング心理学
第6章 大海原にひとり
著者等紹介
ホリス,ジェイムズ[ホリス,ジェイムズ][Hollis,James]
1940年米国イリノイ州スプリングフィールド生まれ。マンチェスター大学卒。ドルー大学にてPh.D.取得。26年間にわたり、大学で文学、心理学を教える。1982年、スイス・チューリヒ・ユング研究所にてユング派分析家の資格を取得。教育分析家。1997年よりヒューストン・ユング教育センターの所長を務める。現在、テキサス州ヒューストン在住。心理療法家として個人開業の傍ら、執筆活動ならびに全米・カナダ・ロシア・ヨーロッパの各地で、毎年、相当数の講演活動をこなしている
藤南佳代[トウナンカヨ]
1967年岡山県倉敷市生まれ。奈良女子大学文学部卒。お茶の水女子大学大学院博士課程満期退学。臨床心理士。スイス・チューリヒ・ユング研究所を経て、2007年ISAP国際分析心理研究所にてユング派分析家の資格を取得。現在、主にチューリヒにて心理療法に従事
大野龍一[オオノリュウイチ]
1955年生。早稲田大学法学部卒。コスモス・ライブラリーより訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shuhei Murakami