内容説明
状況の一転した戦後の社会において、椋はどんな活動をしたのか。本書では、椋が戦後において活躍した諸事実を追跡し、それらを覚え書き風に取りまとめた。
目次
1 作家論・椋文学の戦後―人とその作品をめぐって
2 作品論(「空想物語」ノート;「片耳の大鹿」の成立まで;『大空に生きる』での主張;『孤島の野犬』の作品構造;『カガミジシ』覚え書;「戦争批判」の意義を問う―戦争の悲劇は語りつがねばならない)
3 資料・「母と子の20分間読書」運動(抄)
著者等紹介
鈴木敬司[スズキケイジ]
1921年静岡県浜北市(現浜松市)生れ。1965年法政大学大学院博士課程(日本文学専攻)単位取得満期退学。東京家政大学・法政大学・筑波大学等の講師を経て、土浦短期大学教授・中央学院大学教授を歴任。「朝日カルチャー・センター」講師。日本児童文学学会、昭和文学会、表現学会、日本児童文学者協会等に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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