内容説明
目指したものは、あたたかな思いで「私」と「あなた」の間柄になれるラポールのある介護。介護保険制度もない1980年代、著者が介護の現場で得た教訓のレポート。
目次
第1章 介護における「受容」について(「受容」とは;受容の必要性;理想的援助関係とは;援助的関係を破壊するものは何か;処遇の中の一事例;言葉にとらわれない感情的または情念的内容への応答;Kさんに、どの職員の態度が良かったか;まとめ)
第2章 福祉施設職員に求められるもの―実践レポートからの教訓(介護職となって;気になったこと;利用者理解のために;まとめ(チーム・ワークの大切さ))
第3章 認知症の人の介護(対象者紹介と認知症状;介護の実際;考察)
エピローグ 「優しい顔になったおばあさん」
著者等紹介
牧かすみ[マキカスミ]
本名、周藤澄子。1945年生まれ。千葉県在住。聖隷クリストファー大学社会福祉学会会員。北海道立釧路湖陵高等学校卒、弘前学院短期大学英文科卒。聖隷学園浜松衛生短期大学付属・福祉医療ヘルパー学園卒(現:聖隷クリストファー大学社会福祉学部)。商社勤務、第11回冬季札幌オリンピック電話交換手。幼稚園、特養老人ホーム寮母等、多彩の職業経験有り。(市行政改革委員、市女性プラン21懇話会委員歴任。)相談ボランティア活動に約18年かかわったが、近年母の介護を機に終了。現在専業主婦(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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