内容説明
江別・野幌周辺の夜明け(農業開拓)について、明治中期の先人の挑戦を第一の黎明期とし、第二次世界大戦の緊急入植政策を第二の黎明期と位置づけながら、野幌原始林の「拓かれて・残された」自然の変貌を辿る。
目次
1章 北の原野の黎明
2章 開拓の「鍬」
3章 野幌原始林は「残された」
4章 北越殖民社の終焉と緊急入植政策
5章 「人と村づくり」の足跡
6章 関矢留作・マリ子と「野幌部落史」
江別・野幌小史―明治期まで
付録(戦後六〇年の「農と食」―農業近代化のアウトライン;ラデジンスキーと農地改革―農地解放を導いたアメリカ人)
著者等紹介
仙北富志和[センボクトシカズ]
1941年7月北海道増毛町の果樹農家生まれ。1964年3月酪農学園大学酪農学部卒業後、青森県に奉職。地方の特性を生かした農政「地域選択型農政」の必要性を主張。2001年3月青森県農林部長を辞し酪農学園大学環境システム学部教授に転職農学博士。現在の居住地(北海道江別市文京台東町)は戦後の緊急入植政策で開墾された国有林跡地(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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