記憶の網目をたぐる―アートとジェンダーをめぐる対話

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434107498
  • NDC分類 704
  • Cコード C0071

内容説明

表象文化論の研究者と美術館の学芸員女性ふたりの往復書簡+論文集。

目次

第1章 アートとジェンダーをめぐる往復書簡(二〇〇二年韓国のジェンダーと美術―千野香織さんを偲んで;「女性性」―連なっていく記憶;「不在の表象」と女のメランコリー ほか)
第2章 三つのジェンダー展から(揺れる女/揺らぐイメージ―サロン絵画から現代美術まで;近代日本における女性画家をめぐる制度―戦前・戦後の洋画家を中心に;戦後の「前衛」芸術運動と女性アーティスト 一九五〇年代~六〇年代)
第3章 二つのダダから―記憶とジェンダー(ダダ・メモリアル:記念日のための明るい殺意―ハンナ・ヘーヒ「わたしの家訓」;ネオ・ダダ、あるいは「崩壊のためのプロジェクト」―岸本清子の六〇年代;ここに居ない「あなた」の痕跡―石内都「mother’s」から考える)

著者等紹介

香川檀[カガワマユミ]
1954年、東京都生まれ。表象文化論、ジェンダー論、20世紀美術史。ロンドン大学ゴールドスミス校(美術史・視覚文化論コース)修士課程修了。ベルリン・フンボルト大学(文化・芸術学)を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学(表象文化論コース)博士後期課程単位取得退学。武蔵大学人文学部教授。早稲田大学講師。イメージ&ジェンダー研究会、表象文化論学会、美学会、日本ドイツ学会会員。1993年~97年、友人らと設立した女性アーティストに関する調査・研究・支援NOP「女性アート’プロジェクト」に携わる

小勝禮子[コカツレイコ]
1955年、埼玉県生まれ。日本近現代美術史。ジェンダー論。近代版画史。お茶の水女子大学文教育学部史学科卒業、早稲田大学文学研究科芸術学(美術史)専攻博士前期課程修了。1983年より栃木県立美術館学芸員、現在、同館特別研究員(学芸員)。イメージ&ジェンダー研究会、美術史学会、ジェンダー史学会、日仏美術学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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