内容説明
教員の労働実態に基づき、彼らの労働からの疎外を視ることで現代の社会システムの抱える問題が見えてくる。教員の仕事の困難性とストレスが生じる要因とその克服の解明を労働の理論を基にしてまとめた本である。
目次
第1章 労働理論(労働をどう考えるか;価値と労働)
第2章 疎外理論(疎外をどう考えるか;K.マルクスの労働疎外論 ほか)
第3章 教員と組織(学校組織・学級集団)(M.ウェーバーの教育分析;西欧社会における教育の合理化と官僚制 ほか)
第4章 教員の労働実態(小学校教員と中学校教員の労働の差異;教員と勤務時間 ほか)
第5章 教員の労働疎外を克服するために(ある教員のライフヒストリーから;アノミーの克服 ほか)
著者等紹介
山上賢一[ヤマガミケンイチ]
1948年愛媛県に生まれる。1970年広島大学教育学部卒業。1998年龍谷大学大学院社会学研究科博士後期課程社会学専攻単位修得。皇學館大学助教授。主な所属学会―日本社会学会、日本社会福祉学会、関西社会学会、日本教育社会学会、日本社会病理学会、日本社会福祉教育学会、中部人間学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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