内容説明
―地味で堅実な人生を送ってきた男が初めて真剣に結婚を考えた女性。彼女は自分のことを「天涯孤独の女」と言うのだが…。―真面目な大学生のはずの息子が隠れて消費者金融に。そこには親に言えない息子の裏事情と優しい素顔が…。平凡だったはずの日常生活に忍び寄る影。悩める人々からの依頼に応えるべく、探偵は地道に真実を追う。―その前に現れるのは複雑に絡まった幾多の人間ドラマだった…。ベテラン探偵の著者が思い出深い案件の数々を紹介する大好評『探偵手帳』第２弾。
目次
第１話 鬼畜の性
第２話 同級生
第３話 息子の恋人
第４話 天涯孤独な女
第５話 バガボンド探偵・新宿夏の陣
著者等紹介
藤井弘司［フジイヒロシ］
１９５３年和歌山県生まれ。私立関西大学法学部を中退後、金融会社に勤務。その後金融業から探偵調査業界へと移る。現在は、探偵調査会社サイバーリサーチ・アンド・コンサルタントを、サラリーマン探偵時代の仲間数名と営む（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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