内容説明
私は両足を失った。でもそれ以上のものをたくさん得た。つらさや悲しみを経験すること。それは、人生を有意義に送るためのヒントにめぐり会うチャンスでもある。現職の小学校教員として忙しい日々を送る鈴木良美先生は、こんなメッセージを今も子どもたちに伝え続けています。この書は鈴木先生が中学時代に両足切断という事故に遭ってから今日までの歩みを克明に綴ったドキュメンタリーです。
目次
どうでもいいや
切断事故
加害者のこと
命の危険にさらされる
新しい「私」の始まり
いろいろな出会い
退院
大声援と拍手
そして高校生に
片山あかねさん
私には夢がある
吹奏楽部へ入部
大学受験
車椅子マラソン
教員採用試験
いくつかの旅行
社会人としてのスタート
今、心によぎる思い
著者等紹介
鈴木良美[スズキヨシミ]
1981年愛知県岡崎市生まれ。愛知県岡崎市立小学校教員。2003年第23回大分国際車椅子マラソン大会、ハーフマラソンの部女子3位。2004年第16回全国車椅子マラソン大会(篠山)、フルマラソンの部女子優勝。第24回大分国際車椅子マラソン大会、フルマラソンの部女子4位
鈴木繁雄[スズキシゲオ]
会社員。鈴木良美の父。岡崎肢体不自由児・者父母の会会長。愛知県肢体不自由児・者父母の会副会長。安心して暮らせる岡崎の街づくりに挑戦している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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