内容説明
『風のなかに…』―父はホスピスで家族と共に命の残り火を燃やした。毎日児童小説コンクール優秀賞。『夕凪』―僕はアルツハイマーの母を不器用に愛する父を見た。新潟日報文学賞。
著者等紹介
古口裕子［コグチユウコ］
１９５９年生まれ。新潟県出身。東京女子大学文理学部数理学科卒。「風のなかに…」（２００１）で第５０回毎日児童小説コンクール中学生向き優秀賞受賞。「夕凪」（２００１）で第１５回新潟日報文学賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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eritoku
2
癌で余命わずかな父と、中学生の息子、家族の物語。中学生の娘にめっちゃ泣けるから読んで、と勧められて手に取った一冊。パパ大好きな娘がこの本を読んでどう感じたのか、想像するだけで胸が塞いでしょうがない。生あるものはいつかは必ず死ぬものではあるけれど、成人前の子どもを残しては絶対死んだらいけない、と思った。自分でコントロールできることではないのだけど。2013/07/31
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