内容説明
ある関数がその本体の中で自分自身を呼び出すことを関数の「再帰呼び出し」といい、C言語をはじめ、現代のプログラミング言語は関数の再帰呼び出しを許すのが普通になっています。この本は、あるプログラミング言語について一通り学んだ方に、再帰呼び出しに慣れていただくのが目的です。
目次
第1章 再帰の基本(基本的な考え方;しらみつぶし;探索 ほか)
第2章 再帰の応用(整列;リンク付きリスト;グラフ ほか)
第3章 再帰の機構(再帰と反復;再帰の機構;再帰の解消)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
25
プログラミングの本としては非常に薄いが、再帰を使ったアルゴリズムの基本的な考え方とテクニックのエッセンスが詰まった本。ソートや二分木探索といった簡単な問題から、ヘキサモンドや小町算など、ちょっと骨のある複雑な問題まで。さらに、どんな条件なら再帰が反復アルゴリズムに変換可能かも論じられている。改めてハノイの塔のアルゴリズムの簡潔さにシビれた。2014/03/06
翔
9
サンプルのソースコードはC言語。基本的な二分木だったりダイクストラだったりが載ってます。再帰だけでなく非再帰なサンプルコードが載っていたりするので、その違いについて知ることも出来る。練習問題も提示のみでなく巻末にその実装例が載っているので答え合わせも可能。リンクドリストについても書かれているのでJavaだったりのリストがどのような仕組みになっているのか知らない方は読んだほうが良いかも。2020/02/10
miwarin
0
ひたすら再帰2015/01/25