内容説明
古来、日本人は尊い国に生まれたことを誇りに思い、将来に夢を託し、それを子々孫々に継承しながら、近代の入口まで粛粛として、歩んできた。しからば、現代の混迷と、アイデンティティの無さは何故だろうか。著者の人生を通した疑問はそこにあり、説いた概念もそこにある。そして、21世紀の夢につながるヒントも、ここにはある。
目次
第1部 宇宙の構成(銀河系;銀河系外星雲 ほか)
第2部 大自然を観る(万物の実在;「デカルト理論」と私の主張 ほか)
第3部 生命力(生命力;命元と体元の関係 ほか)
第4部 人間と社会(生命体の継続と両性の関係;生死のこと ほか)
著者等紹介
角南隆[スナミタカシ]
明治20年11月1日岡山県に生まれる。大正4年東京帝国大学工学部建築学科卒業。同5年明治神宮造営局に勤務。同7年内務省神社局に勤務の後、神祗院技師として、終戦まで全国の名立たる神社営繕の指導と監督に従事する。その間、昭和4年より伊勢神宮式年遷宮、御造営事業に三度要職を歴任す。戦後日本建築工芸株式会社を設立するとともに、明治神宮御復興事業でも要職を拝し、指導に従事する。昭和40年永年の業績に対し、勲三等旭日章を受章。同55年7月9日九十五歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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