タッチング・フロム・ア・ディスタンス―イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン

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  • サイズ A5判/ページ数 283p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784434082481
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0023

内容説明

仲間たちに崇められ、ファンたちにアイドル視されたイアン・カーティスは、アーティスティックな天才の中に豊富な遺産を残した。ステージでは魅惑に満ちていたが、私生活では内向的な面と自暴自棄になりがちな面とで揺れていて、1980年5月18日、自らの手で死を選んだ。『タッチング・フロム・ア・ディスタンス』には、妻と子供そして差し迫った国際的な名声の狭間で、イアン・カーティスがいかに早世への栄光に魅せられたかの事実が綴られている。ポスト・パンク期に欠かすことのできない偶像を描いた重要な本として見なされる『タッチング・フロム・ア・ディスタンス』は、カーティスの全詩(未発表詩集あり)、ディスコグラフィー、ギグ・リストのすべてが網羅されている。

目次

一地方都市に流れるサウンドトラック
共に歩み、落ち着き、確かめて
顔を合わせて生きていく
幻想から現実へ
始まりの予感
TVニュースの1シーン
有頂天
危機に立たされて
悩み多き日々
人生つらくなるばかり
最大の危機
決断の時
私の時、彼の時
すべては表現の中に

著者等紹介

小野良造[オノリョウゾウ]
1950年生まれ。74年早稲田大学政治経済学部卒業。73年在学中にシンコー・ミュージックに入社しアーティストのマネージメントを担当。その後書籍編集を数多く手がける。現在はフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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「裁かるるジャンヌ」を想起させるジャケがいい。イアンの宿痾であった癲癇は、ジャンヌ・ダルクにも疑いがあるらしいが、それは意識されているのかどうか。ただ寡婦本人による伝記なので、訳文の拙さも含めて、評伝としての出来はよくはない。が、伝説的なミュージシャンの恋人であり、妻となり彼の子を生んだ母としての矜持が、抑制された文章の中に仄見える様は美しい。本国での刊行年は、イアンの遺児であるナタリーが16歳になる年であり、それは彼女の両親が初めて出会った年齢とも重なる。淡い青緑の瞳。無意識に指を絡ませる癖。2010/12/30

藍兒堂

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