内容説明
吹けば飛ぶような風体のそのデカは、夏でも厚手の上着、そしてワイシャツのうえに巻いた「腹巻」には頑丈なハリセンをしのばせる。教育の力が弱まり、崩れ行く家族環境の修羅場でうずくまり傷つく子供たちに真実の言葉を伝える男。北十間川警察署「少年係」、佐々熊啓輔、48歳―。テレビ構成作家、筏井正樹小説デビュー作。
著者等紹介
筏井正樹[イカダイマサキ]
富山県高岡市生まれ。大学を卒業後、演出助手をつとめたのちテレビ番組の構成作家や舞台脚本などの活動をしている。『北十間川警察署少年係 ハリセン刑事』で、小説家としてもデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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