内容説明
1947年、ようやくイギリスからの独立を遂げたものの国土の分割とともに暴力が爆発し、インドは生みの苦しみに襲われていた。ちょうどその頃インドに戻ったクリシュナムルティは苦悩する祖国の諸問題解決に手を貸すべく公開講演を催すかたわら個人的面談や手紙を通じて多くの人々と交流した。そうした人々の中には圧倒的な男性優位社会の中で不自由な生活を強いられている女性たちも多く含まれていた。本書に収録された一連の手紙は1948年6月から1960年3月にかけてある若いインド人女性宛に書かれたもので、彼の許を訪れたとき、彼女は心身ともに傷ついていた。
目次
手紙
クリシュナムルティ関連情報
著者等紹介
クリシュナムルティ,ジッドゥ[クリシュナムルティ,ジッドゥ][Krishnamurti,Jiddu]
1895年、インド生まれの哲人宗教家。1921年、神智学協会を母体とする“星の教団”の指導者となるが、その後「真理は組織化しえない」として同教団を解散した。以後、徹底的な懐疑精神で、あらゆる既成宗教の伝統やイデオロギーを否定。世界中をめぐり、講話・対話・著作により人々を覚醒へと促し続けた。1986年、カリフォルニアにて死去
大野純一[オオノジュンイチ]
1944年、東京浅草生まれ。一橋大学経済学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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