内容説明
片肺と肋骨7本切除した70歳の爺が沖縄県与那国島から北海道納沙布岬まで3900キロ歩いた141日間の記録。
目次
第1章 沖縄編
第2章 九州編
第3章 本州(西日本)編
第4章 本州(東日本)編
第5章 北海道(日本海側)編
第6章 北海道(オホーツク海側)編
資料編
著者等紹介
杉本允[スギモトマコト]
1930年(昭和5年)生れ。23歳のとき肺結核になり五年間療養。肺切除で片肺と肋骨七本を失う。横浜税関OB。1955年「かすとむす・ぽえむ」年度賞(菱山修三選)受賞。1998年50日間で四国八十八か所遍路1400キロを歩く。2000年70歳直前に141日間で3900キロ日本徒歩縦断。併せて四最端を踏破する。現在、神奈川県藤沢市大庭に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つちのこ
2
武田出版2005年10月刊。23歳のときに結核で片肺と肋骨7本を失くした著者が69歳で与那国島から北海道納沙布岬までの3900キロ(141日間)を徒歩で踏破するレポート。旅の間も体調を崩し、宿で静養し、4カ月も咳が止まらずといった読む側がハラハラする場面がいたるところに出てくる。そこまでして目的に向かっていく意志がどこにあるのか…これが知りたくて最後まで読み進めが、自分に負けずに(病気に負けずに)“やり遂げる”という、強いこだわりあったからこそ、チャレンジに結晶したのではないかと思えた。 2019/11/28