目次
1 満州の灯―豆満江を越えて
2 帰郷―日本人の先生と少年
3 ある夏の日曜日―朝鮮語の本が消える
4 喪に服すとき―本当の名前・新しい名前
5 ゴムマリの帝国―赤チンだらけの英雄
6 危篤なのはだれか―一九四五年八月
7 どよめく炎―父の世代・ぼくの世代
著者等紹介
キム,リチャード・E.[キム,リチャードE.][Kim,Richard E.]
ベストセラー小説「殉教者」(1964年)で、米国文壇にゆるぎない地位を確立した韓国出身のアメリカ人作家。1932年現北朝鮮に生まれ、日本統治下で少年期と青春初期を過ごす。ソウル国立大学を経て1954年に渡米。ミドルベリー大学、アイオワ州立大学で、文学修行に励み、処女作「殉教者」を著わす。ハーバード大学で、文学修士号を得て後、1969年からマサチューセッツ州立大学、シラキュース大学、ソウル国立大学で、教授をつとめるかたわら、創作、評論に多彩な活動を行っている
山岡清二[ヤマオカセイジ]
国際ジャーナリスト、翻訳家、通訳者、東洋英和女学院大学教授。国際基督教大学卒(国際政治学専攻)。共同通信社記者、米国国務省通訳官(ワシントン在住)、ワシントン・ポスト記者(東京支局)を歴任後、フリーランスで評論、翻訳、通訳、ラジオ時事解説、コンサルティングなどに従事。衆議院国際会議課顧問、文部省教科書審議会委員(外国語部会長)、「ニューズウィーク日本版」編集顧問なども務めた。88年東洋英和女学院短期大学教授、2001年東洋英和女学院大学・国際社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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