内容説明
サーカスのぞうさんのところにやせほそったねずみのおやこがあらわれました―。「たべるものをすこしだけ…」さあ、はなやかなサーカスのかげでやさしいぞうさんがねずみたちのためにとっておきのプレゼントをしました。
著者等紹介
長崎源之助[ナガサキゲンノスケ]
1924年神奈川生まれ。同人誌「豆の木」に拠って児童文学の創作を始め、1956年「チャコベエ」「トコトンヤレ」で日本児童文学者協会新人賞、1968年『ヒョコタンの山羊』1977年『トンネル山の子どもたち』でそれぞれ日本児童文学者協会賞を受賞。また『あほうの星』『忘れられた島へ』(野間児童文芸賞受賞)などつねに庶民の側に立つ視点で戦争と平和を見つめ続けている
長野ヒデ子[ナガノヒデコ]
1941年愛媛県生まれ。『おかあさんがおかあさんになった日』(サンケイ児童出版文化賞)、『せとうちたいこさんデパートいきタイ』(日本絵本賞)など、絵本作家として話題作を発表し続けている。他にエッセイ集、翻訳など、広い分野で活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たーちゃん
21
ゾウさん粋なことしますね。息子は「ねずみが乗ってるー」と笑っていました。2022/02/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
サーカスのぞうさんのところにやってきたねずみのお父さん。食べるものがなくぞうさんの余りを欲しくてきたのだと言います。ぞうさんが快く和歌てくれると次々と家族が。おなかいっぱいで帰っていったねずみさん一家ですが、ある日サーカス一行の行進で再び出会い…。最後のぞうさんの振る舞いがステキです、ぞうさんはそんなつもりはなかったのでしょうが。 2022/02/15
ちょこちょこ
10
5歳6ヶ月の息子に読み聞かせ。ぞうさんはただ食べ残しをあげるだけじゃない。商売繁盛のお手伝いまで!2019/08/02
遠い日
9
なんだか懐かしいレトロ感漂う温かなお話。サーカスの喧噪とはまた別の時間と、お互いの気持ち。正直なネズミの家族とゾウの情。見返りを求めない行動に、心にぽっと灯を灯されたよう。2016/06/28
かっぺ(こと悩める母山羊)
7
☆3歳 サーカスのぞうさん、お腹をすかせたネズミの家族のためにひと肌ぬぐ。 膨れたネズミたちのお腹がかわいい。2013/12/04
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