内容説明
2003年急逝した故・津江篤郎画伯の遺した渾身の絵画15点と、今注目の俳人・五島高資氏の13句が響きあう、まったく新しい作品集。
著者等紹介
津江篤朗[ツノエトクロウ]
1915年(大正4年)対馬の厳原に生まれる。対馬中学校卒業。京都高等工芸学校図案科卒業(現京都工芸繊維大学)。1937年(昭和12年)大牟田市三井工業学校教諭。その間兵役約4年(内地勤務)。1948年(昭和23年)病気のため同校退職、厳原に帰る。画塾を開き、児童美術、商業美術の研究と活動にめり込む。1953年(昭和28年)二科38回展に初入選『赤魚』、以降1977年(昭和52年)二科62回展まで連続入選。1978年(昭和53年)現代美術家協会展(現展)入選。1999年(平成11年)文部大臣賞受賞。2003年(平成15年)永眠。作家活動の他、対馬高等学校、対馬教員養成所、幼稚園、保育所等の美術講師をはじめ、地元である対馬歴史民俗資料館研究や文化財保護活動に取り組む。長崎県展審査員、厳原町文化功労賞、長崎県教育委員会特別功労賞、長崎県民賞などを受ける
五島高資[ゴトウタカトシ]
1968年(昭和43年)長崎市片淵町に生まれる。1982年(昭和57年)長崎新聞ジュニア俳壇年間優秀賞受賞。「ホトトギス」の森大鈴に師事。1990年(平成2年)全国学生俳句大会推薦大賞兼文部大臣奨励賞受賞。1993年(平成5年)自治医科大学医学部卒業。1995年(平成7年)対馬に内科医として赴任。第13回現代俳句協会新人賞受賞。1997年(平成9年)駐日スウェーデン大使より第2回中新田俳句大賞・スウェーデン賞を授与される。1998年(平成10年)金子兜太に師事。インターネット俳句会「俳句スクエア」を創設・主宰。2000年(平成12年)第19回現代俳句協会評論賞受賞。自治医科大学内科学講座血液学部門に在職(医学博士)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。