内容説明
中世インドの女性聖者ミラバイ、その詩(パダ)の初の邦訳本。彼女の残された代表的な詩142篇を翻訳。
目次
ギリダラの御前で舞い踊らん
しもべとあなたに仕えたく
色に満たされ愛に満ち
主の御名なる歓びを
ギリダラゴパーラあなただけ
崇めて心よ
雲を見ては涙こぼる
足にグングラ結びて
雨がふるふる楽しきサヴァン
愛しき愛しき愛しき愛に〔ほか〕
著者等紹介
ミラバイ[ミラバイ]
1498~1546。15世紀のインド、ラージャスターン地方にあったメラタ国の王女として生まれる。メワーラ国の王子と結婚したが夫が亡くなってからはヨギン(出家僧)となって放浪生活に入り、クリシュナの聖地ヴリンダヴァンのちにドワルカに住まれた。ミラバイは別の名をバクタ・ミーラとして知られ、当時全インドに興隆しつつあったバクティ運動の中心となったひとりである。ギリダラ(クリシュナ)へ捧げる讃美歌を数多く作られ、今に至るまで、彼女の詩はインド国民に愛唱され続けている
美莉亜[ミリア]
詩人。インド放浪後、東京へ
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