柏艪舎ネプチューン(ノンフィクション)シリーズ
442

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434061165
  • NDC分類 916
  • Cコード C0031

内容説明

第二次大戦下のアメリカ。日本が真珠湾を攻撃したことにより、日系人に対する風当たりは強まっていた。そんな中、日系一世である父母・そして自らの人権回復のため、日系二世らは祖国アメリカに自分たちがアメリカ人であることを証明しようと立ち上がった。そして、兵士の95パーセントが死傷しながらも見事任務を遂行した442連隊は1945年9月2日、閲兵行進に現われた。「坊や、おかえりなさい!」その声を導火線にして、静まり返った観衆から万雷の拍手と歓声が上がった。それはいつまでもいつまでも続いた。すべての人が、目に涙を浮かべて手をたたきつづけた。

著者等紹介

矢野徹[ヤノテツ]
1923年生まれ。1943年中央大学法学部より日本陸軍善通寺騎兵連隊に入隊。戦後SFに夢中になり、翻訳と創作を始め、日本SF作家クラブの創立に参加。1978年~1979年に同クラブの会長を務める。「カムイの剣」「孤島ひとりぼっち」などの小説のほか、ロバート・A・ハインラインなどの翻訳を多数手がけている。2004年10月13日没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

170
442戦闘団はアメリカ最強と知られた実在の陸軍部隊。ヨーロッパの戦場で戦った。個人勲章1万8千個はアメリカ最高でもある。この部隊は日系人だけで組織され、収容所から志願した日系人もいた。正当なアメリカ人であることを証明するため、彼らは戦った。SF翻訳家として有名な矢野氏が線状体験者を取材して回りその声を記録してできた。本書は事実をもとにした小説だが、ちょっと脚色が強すぎる気もする。とはいえ当時のアメリカ、戦場、様々な様子が良く判る。それでも家族が収容所にいるというのは悲劇。2023/09/11

0717

11
矢野徹さんと言えば、若い頃ハインラインとかA.マクリーン、D.バグリイの翻訳で楽しませて頂いたが、この様な著作もあるのですね。442連隊、死傷率314%、米国史上最も多くの勲章を受けた部隊は、ハワイ、西海岸出身の日系米人で構成されていた。敵と戦い、米国内では差別と戦い、激闘を制することで真の米国人であることを勝ち取っていった。2021/11/12

reno

2
第二次世界大戦中のアメリカ合衆国陸軍において日系アメリカ人のみで編成された部隊があった。2010/08/13

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