柏艪舎ネプチューン(ノンフィクション)シリーズ
旭山動物園のつくり方―「伝えるのは命」最北の動物園からのメッセージ

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  • サイズ A5判/ページ数 177p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784434059896
  • NDC分類 480.76
  • Cコード C0095

内容説明

北の地旭川の小さな動物園―旭川市旭山動物園―が、2004年の夏、月間入園者数日本一に輝いた。決して規模も大きくなく、交通の便もさして良いとは思えない。そのような動物園がどうしてこの驚くべき快挙を成し遂げたのか。本書はその秘密を、園内で働くさまざまな人々に精力的にインタビューすることで浮き彫りにする。小菅正夫園長と立松和平氏の対談は巻末を飾るにふさわしい。壮年を迎えた男たち二人が、少年に立ち返ったかのように夢中になって想いを語り合う。その熱気、その純情こそが、本書の根底にある。

目次

プロローグ―’05年1月2日
1 日本一への息吹(決断、そして茨の道へ;日本一への息吹;14枚の素描;新たな流れ)
2 新施設に込められた想い(こども牧場の誕生;ミニチュアからの脱却;新施設に込められた魂;新施設に込められた想い)
3 旭山の飼育員たち(旭山で働くということ;もぐもぐタイム;繁殖への想い;野生との距離感)
4 伝えるのは命(これからの素描;身近な自然との繋がり;伝えるのは命)
5 小菅正夫園長・立松和平氏対談―共生への道(動物は怠け者;森を捨てたサル;北の動物たち;共生への道)
エピローグ―旭山の動物たちが教えてくれること

著者等紹介

原子禅[ハラコユズル]
1974年、札幌市出身。神戸市外国語大学卒。出版社勤務を経て、2004年からフリーに。ノンフィクション、人物インタビューをメインに執筆を行なう

亀畑清隆[カメハタキヨタカ]
1959年、札幌市出身。四季折々の自然撮影をライフワークにするなか、アウトドア・スポーツの取材活動など積極的に展開。各専門誌や週刊誌などへの発表。人物から静物まで幅広いジャンルで撮影を行なう
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

uka

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比較行動学でも思ったけれど生態を知ることはとてもおもしろい。不自然な環境に飼育する動物たちをいかに生態的自然に暮らしてもらうか。真摯な気持ちで向かいあえば知恵がでるのだ。旭山動物園行ってみたいなあ。2015/10/19

Kongo-maru

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自然界では異なる種の動物が空間を共有している。しかし、動物園でそれを実現するのは相当な困難。そんな当たり前のことに気づかされる。実際にこの動物園に行くと、広い室内に野鳥を開放した、「ととりの村」が印象に残った。2010/01/24

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