内容説明
これまで第二次世界大戦に於けるアメリカの役割は、著名な政治家や軍高官の生涯、あるいは主として白人兵士のヒロイズムを通じて語られてきた。それに対して、歴史学者ロナルド・タカキは独自の多文化史観をもってアプローチを試みる。本書では、民族的に多様な一般のアメリカ人の生きざまを通して、第二次世界大戦の歴史が語られる。
目次
第1章 もう一つの記憶
第2章 宣戦布告
第3章 肌の色による差別を粉砕せよ
第4章 オリジナルアメリカン
第5章 エル・ノルテの夢
第6章 多様性と不満
第7章 真珠湾の記憶
第8章 人種偏見のない世界のための戦い
第9章 多文化社会の“明白な天命”
著者等紹介
タカキ,ロナルド[タカキ,ロナルド][Takaki,Ronald]
1939年生まれ。日系三世。カリフォルニア大学バークレー校民族学研究学部教授。アメリカ歴史学会評議員
大和弘毅[ヤマトヒロキ]
1947年、北九州市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。1975年から85年までアメリカに暮らし、帰国後、フリージャーナリスト活動の傍ら、翻訳に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- モバイルブック形成外科