出版社内容情報
虐待を受けた子ども達の涙
受け止めたい 子ども達の心
傷つけるのは躾(しつけ)のため?
大人(あなた)のエゴのため?
愛するほどに子どもは輝く
親子のいのち取り戻そう
「お母さん、今なな子ちゃんが私の家に来ています。どうしたらよいでしょうか?」
心から湧き上がってくる母親に対しての怒りを抑えながらそう問いました。
「その子はもういらない! 勝手にしてください」
と、怒鳴られて電話は切られました。
「なな子ちゃん、あのね、母さんが……」
「もういいの、わかってる……」
再びいっぱい、いっぱい涙が頬を流れました。
(第1章『虐待』より)
まえがき
第1章 虐待
第2章 何が起こっているのか
第3章 親が親でなくなる瞬間
第4章 おともだちの素晴らしさ
第5章 カギを握るのは夫婦
あとがき「ルソーとヒトラー」
別帳「いまどきの感動」
私は「子どもという子どもはいない。子どもという人間がいる」と思うのです。
一人の大切な人間としての存在が「子ども」だからです。そして私は子どもを「おともだち」と呼んでいます。……
私はこれまでに数千・数万人に及ぶおともだちと接してきました。そしてここにあげた例は名前や環境こそ仮名ですが、全てが実話です。
(内越言平)
親と暮らせない子どもたちと過ごした著者の30年。悲しい現実だけでは終わらない、希望が沸いてくるメッセージが満載です。
内容説明
これまでに数千、数万人の子ども達と接してきた著者の、すべてが実話のエピソード。この事実を直視し見つめ直すために、すべての大人達に贈ります。
目次
第1章 虐待(連れてきて!;しかたがないしょ… ほか)
第2章 何が起こっているのか(チョン切るぞ!;安・近・短 ほか)
第3章 親が親でなくなる瞬間(親たちが失ったこと;ハ・ダ・デ ほか)
第4章 おともだちの素晴らしさ(ロバとうま;おともだちって! ほか)
第5章 カギを握るのは夫婦(夫婦;仲良し度チェック ほか)
著者等紹介
内越言平[ウチコシゴンベイ]
1975年に北海道札幌市で開始したチルドレン・レスキュー・ミッション代表。以降、家庭の事情で親と暮らせない子ども達を30人以上引き取り育ててきた。その活動内容は新聞やテレビでも取り上げられ、現在は全国各地で講演を行っている
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