内容説明
本書は、飯山の自然の中で山や森の恩恵を受けながら暮らしてきたことに焦点をあて、平成十五年七月に開催された「山の恵みシンポジウム」の講演内容を原稿化したものです。信仰としての山、ブナ林の素晴らしさ、そしてそこで暮らす人の営みなど、すべて飯山の自然と歴史を端的に物語るものです。
目次
自然によりかかる人間(生命維持と自然;自然の中の人間;循環する自然の中で;回帰する人間)
里山に棲む動物たち(アスパラガス畑が繁殖地、廃材利用の美声のヒバリ;戸狩小学校に来たタヌキ)
山野の植物と人の生活―古家を解体して思う(衣;食;住;農作業)
自然とともに暮らす(東京で暮らしていたころ;飯山との出会い;移住してきたころ;暮らしてみて;これからのこと)
森と人との協奏曲―ブナの森の博物学入門(恵みの森の歴史探訪―森と人はどう付き合ってきたのか?;森は生きている―ブナの森の生き様)
著者等紹介
笹本正治[ササモトショウジ]
信州大学人文学部教授
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