内容説明
日本には、歌舞伎や能などの伝統芸能をはじめとした日本特有の伝統文化がある。地方、オペラ、オーケストラ、バレエといった経費の嵩む舞台芸術団体も、多く存在している。また、最近ではまちづくりや村おこし、といった観点からも文化政策を中核に置こうという動きがある。このような環境の中で、日本の文化政策はどのような方針を持つべきなのか、そして、文化政策によって運営を大きく左右される芸術・文化団体は、どのようにマネジメントされるべきなのか、ということを考えることが、この本の目的である。
目次
第1部 文化政策編(日本の文化政策;海外の文化政策;寄付優遇税制)
第2部 アートマネジメント編(芸術組織の経営戦略;芸術組織のマーケティング戦略;芸術組織の財務戦略と評価;組織と人)
著者等紹介
大木裕子[オオキユウコ]
東京芸術大学音楽学部器楽科卒業後、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ビオラ奏者を経て、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科にてMBA、博士号(学術)を取得。2002年より昭和音楽大学音楽学部専任講師、2004年より京都産業大学経営学部専任講師(現職)。組織学会、経営行動研究学会、NPO学会、OA学会、経営教育学会、文化経済学会、アートマネジメント学会会員。2003年より経営行動研究学会国際委員
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