内容説明
『猫はエライ』を刊行して十年が過ぎた。一九九三年七月に書いたあとがきによれば、愛猫のシマの容態が悪化していたことがわかる。その年の十一月二日にシマは永眠した。その後『猫はエライ』の続編は書くつもりでノートを作り、メモを続けていた。しかし、いざ書き出すと涙、涙。シマの死は我が娘を亡くしたような悲しみであった。猫好きの読者ならきっとわかってもらえると思う。
目次
その後の今井家の猫たち
猫日記
介護・闘病記 シマの場合
介護・闘病記 五郎恵の場合
介護・闘病記 舞子の場合
猫帰る―さくら、百七日目に帰る
著者等紹介
今井美沙子[イマイミサコ]
1946年長崎県五島列島に生まれる。1965年五島高校卒業後、大阪で就職。1970年今井祝雄と結婚。育児のかたわら執筆を続け、1977年『めだかの列島』(筑摩書房)でデビュー。その後も一貫して、ふるさとの人々を描き続けている。また、各界の229人にインタビューした『わたしの仕事 全10巻』(理論社)で第39回産経児童出版文化賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- もう一度聴きたい寄席囃子