出版社内容情報
子どもたちに「どんなお話を聞きたい?」と尋ねると、決まってかえってくる答えは「こわいお話!」です。この「こわいお話を聞かせて!」という子どもの側からの願いに応えた、ストーリテリング。怖い話にもいろいろあります。この本にあげた20のお話は、口にしやすく、覚えやすい工夫がされた文体で書かれています。ぜひ子どもたちに語ってあげてください。
《少しだけ怖いお話》バターカップちゃん、 ちびちびイヌ、 我が家をもとめて、 悪賢いジョンと悪魔
《怖いお話》 大きな赤いネコ、 仕立屋のハサミ、 鋳掛屋と幽霊、 ふくろうになった女たち、 ネコの手
《怪しいものたち》 ホゥビャー、 老犬ベン、 サムル、 招きネコ、 トタングワック
《びっくり話》 赤い絹のハンカチ、 夜中にやってきたお客
《指やからだを動かすお話》 骨のお城にすんでるのはだあれ、 幽霊狩りに行こう!
《絵描き話とオーバーヘッド・プロジェクターを使ったお話》 黒ネコの話、 魔女のシチュー
2002年に出版した『語ってあげてよ!子どもたちに』(編書房)に続き、長年アメリカの優れた児童図書館員であった、そして世界に名の知られたストーリーテラーとして活躍中のマーガレット・リード・マクドナルドさんの本を翻訳でき、とても嬉しく思っています。『語ってあげてよ!子どもたちに』では、誰もが語り手としての潜在的な力を持っていること、とりわけ子どもたちの身近にいる人たちに語ってほしいとのメッセージが込められ、語りの初心者向きのお話があげられていました。
さて子どもたちに「どんなお話を聞きたい?」と尋ねると、決まってかえってくる答えは「こわいお話!」です。語り手としての視点を考えさせられた上記の本に続き、今度はこの「こわい話を聞かせて!」という子どもの側からの願いにこたえたく、この本を訳しました。語り手のみなさんが怖い話にもいろいろあることを知り、自分らしい怖い話を見つける手引きとなって欲しいと思います。そして、ぜひ子どもたちに語ってあげてください。 (訳者あとがきより)
2002年に出版した『語ってあげてよ!子どもたちに』に続き、長年アメリカの優れた児童図書館員であった、そして世界に名の知られたストーリーテラーとして活躍中のマーガレット・リード・マクドナルドさんの本を前書と同じく佐藤凉子さんに訳していただきました。『語ってあげてよ!子どもたちに』では、子どもたちの身近にいる人たちに語ってほしいとのメッセージが込められ、語りの初心者向きのお話があげられていました。
さて、子どもたちに「どんなお話を聞きたい?」と尋ねると、決まってかえってくる答えは「こわいお話!」です。今度はこの「こわい話を聞かせて!」という子どもの側からの願いにこたえた内容です。
内容説明
子どもたちに届けたい20の怖いお話語りやすく、読みやすい工夫がされた怖いお話。「こわいお話が聞きたい!」という子どもたちの声にどうぞこたえてあげてください。
著者等紹介
マクドナルド,マーガレット・リード[マクドナルド,マーガレットリード][MacDonald,Margaret Read]
1940年アメリカ生まれ。アメリカのインディアナ大学でフォークロア博士号を取得。子どもや大人のためのストーリーテリングの講座やワークショップを行いながら、アメリカはもちろん各国の子どもたちを、さまざまな手法のお話で楽しませている。児童図書館員としての優れた業績を持ち、また世界に名の知られたストーリーテラーである。絵本、お話集、ストリーテラーのための本など著書多数
佐藤凉子[サトウリョウコ]
1947年北海道生まれ。北海道大学文学部および図書館短期大学別科卒業。公共図書館で長年児童サービスに携わってきた。現在、NPO「図書館の学校」理事。全日本語りネットワーク運営委員長。児童図書館研究会運営委員
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感想・レビュー
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小夜風
mntmt
星落秋風五丈原
april-cat
lemon tea