内容説明
論文は沢山あっても、それは研究者の人生を語るには足りない。元帝京大学医学部長の素顔を綴るエッセイ集。
目次
第1章 木々、花々への思い
第2章 戦中に育った子供が医者になる
第3章 ボストンの4年間
第4章 縮む地球上の距離
第5章 21世紀の初めに思うこと
第6章 子孫への思い―動物実験からヒト生命体を考える私の研究から
第7章 人種とは?
第8章 小山良修―『生体の科学』より
第9章 教育者として
第10章 時おりおりに
著者等紹介
藤井儔子[フジイトモコ]
1927年東京生まれ。1951年東京女子医学専門学校卒業。東京女子医科大薬理学教室員を経て1964年アメリカハーバード大学医学部生化学教室に留学。1968年6月までResearch Associateとして滞在。1969年東京女子医科大薬理学教室助教授。1978年帝京大学医学部薬理学講座主任教授。1995年帝京大学医学部長。2000年帝京大学医学部教授退任。2003年9月逝去。同年正五位・勲三等瑞宝章授かる。国内学会、国際会議、専門誌への論文多数。主な賞に、第1回、第2回吉岡弥生研究奨励賞。1989年第20回内藤科学振興賞「妊娠母体環境と子孫の機能異常」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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