内容説明
本書は２００１年４月に出版された「精神障害者のヘルスケアシステム」の続編である。実践の場で、精神障害者のヘルスケアシステムを構築するために必要な基礎知識と経験を、精神医療従事者に、教育的に解説し、実例呈示した。したがって、精神障害者の新しいヘルスケアシステムを模索している、多職種の若い医療・福祉スタッフが、実践に先立って、まず通読すべき教科書であり、ガイドブックである。
目次
１ 教育（学際的連携によるチーム医療はなぜ必要か：病院内におけるアプローチ；地域における学際的連携によるチームケア ほか）
２ 理論（Ｉｎｔｅｒｄｉｓｃｉｐｌｉｎａｒｙ Ｃｏｌｌａｂｏｒａｔｉｖｅ Ｔｅａｍ Ｃａｒｅ Ｍｏｄｅｌ（ＩＣＴＣＭ）
学際的連携を成功させるために必要な大学における教育とその実践 ほか）
３ 実践（細木ユニティ病院におけるＩＣＴＣＭの実践；ＩＣＴＣ：Ｉｎｔｅｒｄｉｓｃｉｐｌｉｎａｒｙ Ｃｏｌｌａｂｏｒａｔｉｖｅ Ｔｅａｍ Ｃａｒｅの実践例）
４ 研究（学際的連携によるチームケア研究の動向；精神保健福祉における学際的連携によるチームケアの効果測定 ほか）
著者等紹介
真野元四郎［マノモトシロウ］
関西学院大学社会学部社会福祉専攻卒業、同大学大学院社会学研究科修了、馬屋原病院精神医学ソーシャルワーカー、大阪府技術吏員（精神衛生）として２５年の精神保健福祉の臨床を経て、川崎医療福祉大学医療福祉学科教授となる。現在、福井県立大学看護福祉学部社会福祉学科教授、社会学修士
高坂要一郎［タカサカヨウイチロウ］
北海道大学医学部医学科卒業、医師免許取得、北海道大学病院精神・神経科病棟医長、西ドイツ・ウルム大学神経学教室・神経生理部門・科学研究員、高知医科大学神経精神医学講座助教授、高知県立芸陽病院院長を経て、現在、細木ユニティ病院院長、医学博士
Ｆｕｒｕｔａ，Ｂｅｔｔｙ［ＦＵＲＵＴＡ，ＢＥＴＴＹ］
カリフォルニア大学サンフランシスコ校看護学部卒業、看護婦免許取得、カリフォルニア大学大学院バークレイ校看護学専攻修士課程修了、カリフォルニア精神衛生局（Ｓｔｏｃｋｔｏｎ州立病院、Ａｇｅｎｗｓ州立病院、Ｎａｐａ州立病院にて勤務）での精神科クリニカルナーシングスペシャリストを経て、カリフォルニア大学サンフランシスコ校看護学部で２８年間看護教育に携わり、精神保健看護学および家族看護教授として活躍するとともに副学科長も務めた。川崎医療福祉大学医療福祉学部保健看護学科教授を経て、現在、同大学客員教授、看護学修士
谷岡哲也［タニオカテツヤ］
高知県農協病院付属准看護学院卒業、高知県立看護学園第２看護婦学科卒業、看護士免許取得、高知県立芸陽病院精神・神経科での看護士として１１年間勤務し、その間、明星大学人文学部心理・教育学科卒業、四国学院大学社会学研究科社会福祉学専攻修士課程修了。高知工科大学大学院後期博士課程知能機械システム専攻修了。川崎医療福祉大学医療福祉学部保健看護学科講師を経て、現在、徳島大学医学部保健学科助教授。社会福祉学修士、学術博士
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