内容説明
史上、類を見ない豊かな社会を築き上げたわが国であるが、行き詰まって自死した人が過去3年間で10万人を越えた。こんな悲劇が渦巻いている今こそ、親鸞聖人を師と仰ぎ、その心をたずねつつ、懸命に生ききった一人の宗教家の「詩」を、本願の宗教を力強く詠った生命の「言葉」を、しっかりと噛みしめたい。闇夜に一波上げて月の光を捉えんが如くに。
目次
第1章 本願一実の大道
第2章 無碍の一道
第3章 終生の師友
第4章 一生を貫く一つの言葉
第5章 法語
著者等紹介
住岡夜晃[スミオカヤコウ]
明治28年(1895)2月15日、広島県山県郡原村(現在、豊平町)に生まれる。本名、郁三。大正3年(1914)、広島師範学校卒。高等小学校教員在任中の大正7年(1918)、真宗光明団運動を創始。5年後、教職を辞し、広島市において運動を展開。昭和24年(1949)10月10日逝去。短い生涯に多くの僧俗を教化した
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