内容説明
人間はどうしてこんなにも“愚か”なのだろうか。どうしたら人間はこの愚かさから解放されるのだろうか。―本書は、ニュートン物理学から脱皮した最先端科学と、科学を包み込んで説くことのできる唯一の宗教である仏教とに深く問うて、「人間とは何か」を考察した異色の書。
目次
第1章 人間の愚行の責任者―神仏(神とは何か。神と天地万物との関係;仏教の存在論―存在の実相 ほか)
第2章 人間の「心」と「脳」に関する科学的知見(心とは何か。脳と心の相関関係;「心」と「脳の構造と機能」 ほか)
第3章 仏教の人間論(十二因縁―人生の方程式;唯識説―仏教の深層心理学)
第4章 無明・原罪からの解放―仏教の実践論(中道―仏教の科学的姿勢・態度;四聖諦・八正道 ほか)
第5章 妙好人―仏法の具現者(世界虚空がみな仏―浅原才市の一生)